2006年07月29日

バイキンマンの分類

バイキンマンとは正確には何なのだろう?

アンパンマンはあんぱん、カレーパンマンはカレーパン、という風に種類によって分けられている。何か分からないがとりあえず「パンマン」というキャラクターがいる訳ではない。

では何故バイキンマンなのか?Escherichia coliマン、大腸菌マンとはいかないのか?ばい菌とは相当大雑把な分類で、バクテリアだけでなくてカビ等も含まれると考える。しかしながら菌の種類はまさに無数で確かに同定することは難しい。それでも分類法はいろいろある。

自分は専門家でもなんでもないが、とりあえず、見た目の特徴からいえることをここで述べたい。

アンパンマンに登場するキャラクターはベースとなるもの、例えばあんぱんに目鼻口をつけ、体に乗せてキャラクターをつくっている。つまり、頭部の観察をもって菌種の分類をすればよいわけである。

バイキンマンと、別種としてドキンちゃんのベースとなる菌の外見的特徴はこのような感じである。
B-man.gifD-chan.gif

結果だけ言うと、
バイキンマンは
2本の鞭毛を持つグラム陽性球菌
ドキンちゃんは
一本の鞭毛を持つグラム陰性球菌

詳細は以下に。

色について
菌を分類する上でまず始めに行うことといえばグラム染色であろう。詳細はこちら(wikipedia)。バイキンマンは黒、紫をベースとした色合いをしている、黒?黒ならちょっと違うような気がする。しかし、ここで注目したいのはドキンちゃんの存在である、ドキンちゃんは赤色をしている。グラム染色の結果は紫が陽性、赤が陰性という風に分けられる。キャラクターデザイン時に特徴を強調(デフォルメ)するため、グラム染色の結果を表しているのだろう(注1)。実際紫は濃いと黒っぽくなる。染まりすぎた訳だ。要するにバイキンマンはグラム陽性、ドキンちゃんはグラム陰性菌ではないか?

形状について
細菌(注2)を形態によって球菌、らせん菌、桿菌という風に分類する事はよく行われる。一目みるだけでバイキンマン、ドキンちゃんは完全な球体であり、微妙な桿菌などではなく明らかに球菌である。球菌はさらに配列で分類(細胞の集まり方でレンサ球菌とか双球菌、ブドウ球菌等に)されるのだが、これはサンプルが少ないため判断が出来ない。

また、バイキンマンとドキンちゃんで明らかに描き分けられていた特徴的な突起について、これを鞭毛と考えた。

以上のことから先の結論に達した訳だが、球菌で鞭毛を持つ細菌の存在について聞いた事がない。ご存知の方はご一報を。


(注1)ただ、色素を産生している可能性は十分にある。グラム染色時の菌は生存していない。バイキンマン、ドキンちゃんは明らかに生存しているため、色素産生菌である方が実は高い。ここから検討すればもう少し対象を絞れると思われる。

(注2)バイキンという呼び方にはカビ等もふくまれる、これらもグラム染色も出来たしまう訳だが、かびるんるんというあきらかにカビを示す名称のキャラクターの存在もあるので、ここでは細菌に限った話をしたい。

(注3)角のさきっちょが丸くなってる事から、出芽中ではないかとも考えたが、細菌で出芽は無いだろうと考えた。


結局何マンか分からずじまいですね、微生物の分類を専門にされてる方のご指摘や、なるべく推測はなしで観察されることから言える事が他にもありましたらコメントくださいね(あ、すでに誰かが考察している場合もあると思いますので、発見しましたらそれも教えてください)。

あんまり突然な話ですが、昔から思ってたので書きました。

posted by ときしっく at 19:23 | Comment(0) | TrackBack(0) | 生物